空調ダクト 用語集 - さ行 [ さ|し|す|せ|そ ]
さ
差圧ダンパー (さあつだんぱー)
気密性の高い室の室圧保持を目的とするダンパーで、わずかな圧力でもダンパーが作動しクリーンルーム側から他室へ常に一定の空気を流し隣室との差圧を保つ。
作業手順と作業標準 (さぎょうてじゅんとさぎょうひょうじゅん)
作業手順とはある作業に対して、準備、分担、品質、安全等の事項を作業計画に入れたもので、その中で同じような内容の繰り返し作業に関する標準的作業手順をまとめたものが作業標準である。
差込式(空調ダクトの) (さしこみしき)
スパイラルダクトの接続方法で最も一般的なもの。
サブロク板(3×6) (さぶろくばん)
フィートで表した鉄板の大きさの呼び方で、mm寸法では3×6=914×1829mmである。従って、4×8=1219×2438mmとなる。1フィートは304.8mmである。
サンダー仕上げ (さんだーしあげ)
溶接部分又はバリをサンダー(グラインダー)で仕上げること。
し
シール材 (しーるざい)
空調ダクトの気密性を保つため、漏洩する恐れのある所に取付けるもの。
下請 (したうけ)
協力業者と同意語。
シャーリング (しゃーりんぐ)
鋼板を切断する工作機械。
しゃこ万力 (しゃこまんりき)
鋼板などを2枚以上重ねて締め付けて穴をあけたり、溶接のとき母材と母材を固定するときなどに用いる締付用の工具。
主体工事 (しゅたいこうじ)
一般的に建築工事を主体工事と呼び、それに対して設備工事を附帯工事と呼んでいた。最近は使われ方が少ないが逆に設備工事が実質的に主体であることが非常に多くなってきている。
手動開放装置 (しゅどうかいほうそうち)
排煙口、排煙ダンパーを強制的に手で開放する壁等に取付いている装置。その方式にワイヤー式(機械式)・電気式・空気式があり、電気式・空気式はハウスマーク(評定シール)が必要である。
消音エルボ (しょうおんえるぼ)
空調ダクト内部を伝わる騒音を消滅させるための装置で他にマフラー型消音器、空調ダクトの内貼、セル形、円筒形消音器がある。
また、ダンパーは騒音の発生源であるので消音器のあとにダンパーは取付けない方が良い。
消検(消防検査) (しょうけん)
建築物が竣工する前に消防検査に合格する必要がある。ダクト関連工事が消検で指摘が多い事項は、防火ダンパー、排煙口、排煙ダンパー、排煙ファン、及び防火区画の穴埋め作業等である。
指摘事項の手直し作業は得に至急になることが多い。
仕様書 (しようしょ)
標準仕様書とは建設省や空調工学会で発行している一般的なもので特記仕様書とはその工事だけに限って設計者が規定するもの。優先順位は特記仕様書の方が上。
心心 (しんしん)
部材間の距離を表す場合、各部材の中心線から中心線までの寸法を表わしたもの。
芯芯 (しんしん)
芯から芯までの寸法取りの用語
芯出し (しんだし)
墨出しとも云う。機械類や器具等を据付け、取付ける位置を正確にするための寸方出し。
芯ふり(FGの) (しんふり)
芯割りがW又はH側サイズの中心にボルト穴をあけるという意味に対し、中心を外して100㎜ピッチ穴の場合、左右50㎜の位置にふり分けて穴があいているFGという意味。
心墨 (しんぼく)
中心を示す墨。
芯面 (しんめん)
芯から面までの寸法取りの用語
芯わり(FGの) (しんわり)
芯穴との言うが、F Gのボルト穴位置の表現の1つで「W側F Gは芯割りであける」と言えば、W側サイズの中心にボルト穴があいているF Gという意味。
JV(ジョイントベンチャー) (じぇーぶい)
共同施行という意味で広く使われている。同一現場の工事で複数の業者が単一の組織をもって共同施工する。
実行予算 (じっこうよさん)
一般に工事を発注して着工前にその工事に即した予算を作る。これを実行予算と呼んでいる。
実(際)寸法 (じつすんぽう)
実寸法、正味寸法、面管寸法とも言う。実質の長さで、伸び、外径、内径等に関係のない寸法のこと。
地墨 (じぼく)
床などの水平面に出す墨。
受電(検査) (じゅでん)
建設中の建物は仮説電源であるが、電力会社から本電源として受電する為には、検査が必要であり、建物の完成度及び配線の絶縁抵抗が特に対象となる。
上下シール (じょうげしーる)
タテ管ダクトに取付けるダンパーの取付姿を示すシール。
定盤(じょうばん) (じょうばん)
けがき・すり合わせ・測定等に用いる表面を平らに仕上げてある純鉄製の台。
常傭 (じょうよう)
作業員は請負契約で工事を行うものと、常傭契約で行うものとがある。常傭契約の場合は1日当たりの単価を定めて作業日数によって賃金支払いを受けるものである。常雇。
す
スコヤ (すこや)
直角定規のことで、直角度、平行度の検査や、けがきに用いる90°の角をもったL字型の定規。
スパイラルダクト (すぱいらるだくと)
丸形ダクトのこと。幅のせまい鉄板をスパイラルに接続してパイプとしたもの。
スパン(span) (すぱん)
支点間の距離
スライドスリープ (すらいどすりーぷ)
伸び縮み(スライド)するスリーブ。
スライドダンパー (すらいどだんぱー)
ギロチンダンパーとも呼ばれ偏流を生じやすく又、引抜スペースが十分に必要となるのであまり使用されない。
スリーブ (すりーぶ)
コンクリートを貫通する管(ダクト、配管等)を通す為のもので、貫通スリーブと実管スリーブがある。
スリット(吹出口) (すりっと)
鉄のスリット(バーのようなもの)が入った吸込み又は吹出口。
ズレ止め(スリーブの) (ずれどめ)
床スリーブで、スリーブが下に落ちない為のズレ止め又は、ズレ止めアングルを言う。
せ
静圧 (せいあつ)
今、1mのダクトの片側をメクラにして片側から送風機で空気を押し込む時に生じる内部の圧力を静圧と言う。空気の流れがない時にも生じる圧力である。
また、空調ダクトを開放すると空気が流れるが、風の速度によって生じる圧力を動圧又は速度圧と言う。静圧+動圧を全圧と言う。
製作図 (せいさくず)
部材製作のために施工者、制作者が作る。
施工図 (せこうず)
設計図をもとに現場で作成する詳細図で施工者が作る。建築やほかの設備との平面・立面双方の取合いや作業スペースなども考えて作図する。
設計事務所 (せっけいじむしょ)
建物の設計をする会社で、建築総合の設計と設備専門の設計をする事務所がある。
設計図 (せっけいず)
契約に用いられる大体の図面で設計者が作る。
設備士 (せつびし)
空調衛生工学会では「空気設備士」「衛生設備士」という資格があり、又建設省告示に基づいた建築士法による資格「建築設備士」があある。
設備屋 (せつびや)
慣用的に設備屋というと衛生工事業者をさす場合がある。昔は設備屋や電気屋といった使い方をしていた。
絶縁(電気の) (ぜつえん)
電流が所定のところ以外に流れると、人体、機械に問題が出るので、電流が流れないようにすること。
ゼネコン (ぜねこん)
総合建築業者のこと。(ゼネラルコントラクター)
全ダ連 (ぜんだれん)
正式名は「全国ダクト工業団体連合会」。全国のダクト会員25団体で構成されていてダクト工事に関する官公庁の諮問に対する答申、また委員会として技能検定中央委員会、積算委員会、SUSダクト仕様検討委員会があり、平成6年に「全国ダクト工業厚生年金基金」が設立された。
そ
挿入式ダンパー (そうにゅうしきだんぱー)
空調ダクトのたて面(つま)を切断して、ダクトの内部に挿入して使用するダンパー。空調ダクトの修理工事用に使用されるが、防火ダンパーには適していない。

