空調ダクト 用語集 - か行 [ か|き|く|け|こ ]
か
階高 (かいこう)
床面よりその直上階の床面までの高さをその部屋の階高と言う。
回転軸 (ダンパーの) (かいてんじく)
シャフトのこと。
返し付ダクト (かえしつきだくと)
小さい鉄板をFGの内側に取付けて、その鉄板を内側に曲げて取付けるための空調ダクト。補強返しとも言う。
価格 (かかく)
価格には、仕切価格(実際に納入し請求する価格)、代理店価格(メーカーが代理店に仕切る価格)、定価格(設定価格)がある。
加湿器 (かしつき)
空気を加湿する為の機器で、空調器に組み込まれることが多いが、単独で空調ダクト途中に付けることもある。
カシメ (かしめ)
リベット打鋲を言う。
カシメ用FG (かしめようふらんじ)
リベット穴のあいているFG。
仮設ダクト (かせつだくと)
一定期間使用した後解体する空調ダクト。
風を背にして右(左)取付 (かぜをせにしてみぎとりつけ)
ダンパー器具の位置を表現する言葉であるが、チャッキダンパーのみ風の方向性があるのでこの言葉を使うが、FD,VDの場合は使わないでよい。FD,VDはダンパーを逆に取付ければ器具も逆になる。
だたし、ダンパーで風の方向性がある時、又は片側が違うFGのダンパーにはこの言葉で表現する。
片落管 (空調ダクトの) (かたおちかん)
サイズを縮小し、拡大した継手。レジューサーとも言う。
型枠 (かたわく)
コンクリートを流し込む為、床や梁・柱を作るための木の枠。
金網(空調ダクトの) (かなあみ)
ダクトに取付ける金網は、建物外部から、鳥や虫が空調ダクト内に入るのを防ぐ為であり、防鳥網(クリンプ網とも言う)は目の開きが10㎜で線経1.6㎜であり、防虫網は目の開きが1.51㎜で線経0.29㎜である。
防虫網はさびやすいので必ずステンレス製とした方が良い。
カラクリ (からくり)
カシメと同意語。
片締め (からじめ)
平均に締めないで一方向に片寄った締めかた。
換気回数 (かんきかいすう)
単位時間当りに室の容積の何倍かの空気の入れ替えを示す値。設計時の換気、空気分布の良否の指標となる。
換気基準 (かんききじゅん)
居室などの室内の衛生的な環境を維持するために、換気およびそのための装置の質を確保するための基準で、対象とする空間内の空気の質、例えば炭酸ガス、一酸化炭素臭気、有害物質などの濃度、湿温度、換気の量・方式、装置の構成・配置、装置の能力、換気装置各部の備えるべき条件などに関して規定させる。
建築基準法、労働安全衛生法等、法規による基準、空気調和・衛生工学会による基準などがある。
換気扇 (ventilator) (かんきせん)
壁面、天井面、屋根面などに取付けて換気に用いるプロペラファンまたはディスクファン。
換気ダクト (かんきだくと)
空調ダクトの使用目的を表しており、換気とは外気(屋外の空気)を送ったり、汚染空気を排気(屋外に出す)したり、これに類する給排気を行うダクト。室内空気の交換が主目的であり、空調ダクトとは違う。
管工事士 (かんこうじし)
建築業法による技術検定に合格したもので1級と2級の管工事施工管理技士のこと。
カンザシ (かんざし)
T字型に加工したつりボルト。床を貫通させ固定する。
官庁設備共通仕様書 (かんちょうせつびきょうつうしようしょ)
正式名は「機械設備工事共通仕様書」。官公庁施設の一般的な仕様書として4年ごとに改正されているが、実際は民間施設にも大きな影響がある仕様書である。
他に「機械設備工事標準図」と「機械設備工事施工監理指針」が発行されている。かつては建設省が発行していたので「建設省仕様」あるいは「国土交通省仕様」とも呼ばれていた。
関東空調工業会 (かんとうくうちょうこうぎょうかい)
主に東京都のダクト工事及びその関連業者約150社で構成され、ダクト工事に関する官公庁の諮問に対する答申、仕様書及び施行技術の研究、又その活動として空調ダクト総合機材展、新人合同研修会などの活発である。
その上部組織にこのような工業会約25団体で構成されている全ダ連(全国ダクト工業団体連合会)がある。
外気ダクト (がいきだくと)
OAダクトとも言う。
ガイドベーン (がいどべーん)
曲がり部分に風の抵抗(偏流)を少なくする為の案内羽根。
外連結式ダンパー (がいれんしき だんぱー)
ダンパーの羽根をダンパーの外側で連結(主羽根と副羽根)する連結方式。これに対し、内連結式があるが内連結式の方が一般的である。
ガスケット (がすけっと)
パッキンと同意語。空調ダクト、ダンパー、機器等を接続する時、気密性を保つため接合部に取付ける。
ガラリ (がらり)
外壁に取付ける、空気の取入口又は排出口。
ガルバリューム鋼板 (がるばりゅーむこうばん)
亜鉛鉄板より耐食性のあるアルミニウムを含んだ金属でメッキをした鋼板。55%アルミニウム亜鉛メッキ鋼板などがある
き
記憶合金ヒューズ (きおくごうきんひゅーず)
温度を記憶させた合金を温度ヒューズとして使用したもの。
機械換気 (きかいかんき)
送排風機類の機械力を使った換気方式で次の3種類に分けられる。
・第1種換気法 … 機械給気と機械排気を併用する換気法を言う。
・第2種換気法 … 機械給気と適当な自然排気口による換気法を言う。
・第3種換気法 … 適当な自然給気と機械排気とによる換気法を言う。
機械設備 (きかいせつび)
建築設備のうち、空調、換気、給排水、昇降機設備等を総称する言葉。電気設備と対比して使用させる。
機械排煙方式 (きかいはいえんほうしき)
室内で発生した煙を排煙口を通じて、排煙機と排煙風道により煙を屋外に排出する方式。
方式には負圧にして煙の漏出を防止する吸引排煙方式、火災室からの煙の侵入を防止する加圧排煙方式、侵入した煙を排出し負圧にならないように
加圧する加圧吸引排煙方式があり、現在では吸引排煙が建基法で定められている。最大防煙区画は500㎡以下、排煙量は1.0立方メートル/㎡・min、排煙機の最小容量は120立方メートル/minで排煙風口は有効な防煙高さ内に設け、手動始動装置も設ける。
建物としての排煙容量が限定されるため規模や用途により複数の排煙系統を設置することが望ましい。特別避難階段の付室は火災時最も安全な場所となるように専用の排煙設備を設ける。
基幹技能者 (きかんぎのうしゃ)
平成18年度よりダクト基幹技能者が認定され始めた。技能者と技術者との知識と技能を兼ね備えた上級職長としての位置づけで、建設現場の生産性向上への役割が期待されている。
基準階 (きじゅんかい)
事務所、アパート建築などの高層建築の平面図で各階共通である平面の階を言う。
基準墨 (きじゅんぼく(きじゅんずみ))
仕上げの基準となるいろいろな線を、コンクリートの上に墨で書く。これで、例えば天井の仕上げの位置などがわかる。
キャップ (きゃっぷ)
ダクト又はスリーブのメクラ板。
CAD (きゃど)
計算機を使って計算機を設計することを言うが、現在は広義に計算機を使う設計自動化をさす。
CAM (きゃむ)
製造自動化システムのことであり、短時間に誤りなく、しかも少ない費用で製造するための製造の自動化のこと。
CAV (しーえーぶい)
定風量装置と呼ばれ、内部機構はVAVと大体同じであるが風量を一定に保つようになっている。
キャンバス継手 (きゃんばすけいしゅ)
たわみ継手が正式名。ダクトと機器の間に挿入して機器から振動を遮断するもの。
給気口 (きゅうきこう)
特別避難階段の排煙設備は、一般の排煙設備と異なり、長時間にわたる煙の侵入防止をはかるため、自然給気口の取付ける場合、取付位置、個数が違うので注意すること。参(A)参照。
給気ダクト (きゅうきだくと)
空調器を通した空気を運ぶ空調ダクトを給気ダクト(空気を供給するダクト)と還気ダクト(空気が空調器に還るダクト)と言う。
協力業者 (きょうりょくぎょうしゃ)
以前は下請け業者と呼んでいたが、最近は協力業者と呼ぶことが多くなってきている。
局所排気ダクト (きょくしょはいきだくと)
局部排気と同じ意味で、空気汚染源(厨房の煙、科学ガス等)のフードからの空調ダクトである。
局部抵抗 (きょくぶていこう)
ダンパーは空調ダクト系の局部抵抗である。空調ダクト内を空気が通過するとき、直管部では空気との間に摩擦抵抗が生じ、ダンパーや曲がりや分岐部分では空気のうずの為、局部抵抗が出る。これらの抵抗による圧力の損失を圧力損失と言う。
空気の圧力には静圧と動圧(静圧の項参照)があり、空調ダクトの下流になるほど全圧(=静圧+動圧)は減少する。ただし、静圧は増加する場合がある。
気流 (きりゅう)
空気の流れ。乱流・層流・偏流の項参照。
木枠(スリーブの) (きわく)
スリーブを木材で作る場合、箱又は木枠と呼ぶことがある。
く
空気穴(スリーブの) (くうきあな)
スリーブは取付け後、生コン(コンクリート)を流し込むが、スリーブの下側は生コンが入りずらくジャンカ(空気溜まり)が出来てしまう。その防止の為スリーブの下に穴をあけたり、スパイラルダクト(又はボイド)を貫通して空気を逃がす為の穴。
また、スパイラルダクトの取付けはスリーブの補強にもなる。
空気調和器 (くうきちょうわき)
エアーハンドリングユニットと同意語
クギ穴(スリーブの) (くぎあな)
スリーブは建築の仮枠(ベニア板等)に取付けるものであり、スリーブを釘で取付けるクギ穴のこと。
矩形ダクト (くけいだくと)
角ダクトと同意語。
クリーンルーム (くりーんるーむ)
空気の清浄度が保たれた部屋。高精度フィルターにより空気を清浄にしている。
クリーンルーム仕様(ダンパーの) (くりーんるーむしよう)
ほこり、塗装カス等が発生又は流入しないようにしたもの。内部を清掃してビニールで出入口の養生をする。
クリップ (くりっぷ)
共板工法ダクト使用する接続部に取付ける部品。ダンパーに取付ける場合、取付位置、個数が違うので注意すること。参(A)参照。
グラスウール(空調ダクトの) (ぐらすうーる)
ガラス原料から成っている最も一般的な断熱材・消音材であり、グラスウールダクトは、この材料(密度は違う)を使用している。
け
ケーシング(ダンパーの) (けーしんぐ)
ケースともいい、W側2枚、H側2枚でなっている鋼板で、VD , MD , CD等空調用ダンパー1.2t以上FD類は1.5t以上の板厚で製作することになっている。
契約方式 (けいやくほうしき)
日本での工事契約の形態は分離方式(各工事ごとに個別に契約する方式)、一括方式(発注者とゼネコンの間で設備等も含め一括して契約する方式)、コストオン方式(発注者と各専門工事業者があらかじめ工事費を決定し、発注者は数%の管理費を上乗せしゼネコンと一括契約する方式)、共同企業体方式(共同して工事の施工に合意した事業組織体:JV
が契約するもの。その施工は甲型-共同施工方式と乙型-分割して施工する方式)などがある。
検査口 (けんさぐち)
空調ダクトの内部を見るものを点検口、ダンパーの場合内部の羽根の状態を見るもの(ヒューズではない。)を検査口という。
建設業法 (けんせつぎょうほう)
建設業の健全な発達を促進するため、建設工事の適正な施工の確保、工事請負契約の適正化などを定めた法律。
建築基準法 (けんちくきじゅんほう)
国民生活における安全・健康の確保を図るため、建築物の敷地・構造・設備・用途についての最低基準を定めた法律。
個々の建築物に対する基準とともに、用途・構造・規模などについて地域的な建築規制を定めている。
建築設備 (けんちくせつび)
建築設備とは、一般建築では建物内の人間をより快適に、より便利に、より安全にする設備を言う。
工場その他の産業建物ではこれに加えて製品の生産性向上あるいは製品の長期保管を安全に行うことがその目的である。
最近ではこれらに加えて屋外環境保全のための公害防止もその一つの役目になっている。
建築面積 (けんちくめんせき)
建築物の外壁又はこれにかわる柱の中心線で囲まれた部分の水平投影面積の事を言う。
けんどん式 (けんどんしき)
落し込み式ともいい、けんどん式フィルターとはケースの横から出し入れするのではなく、扉はなく、正面からフィルターを上下して出し入れするタイプのもの。
現場事務所 (げんばじむしょ)
工事期間中、管理者が詰め、施工計画立案、施工管理、施工管理、施工図作成、打ち合わせなどを行う仮設の事務所。
こ
コーナー金具 (こーなーかなぐ)
共板工法ダクトに使用し、コーナーに取付ける部分の一つ。空調ダクトとダンパーのコーナー金具は板厚と構造が違うので注意すること。
コーナーボルト工法 (こーなーぼるとこうほう)
アングルフランジ工法に対しての工法であり、共板フランジ工法とスライドオンフランジ工法(メッツ工法とも言う)がある。
コア(core) (こあ)
建築平面のエレベーター、便所、階段などの共通部分。かつて、建物の中心部び設置されることが多かったのでこう呼ばれる。
コイル(coil) (こいる)
空調器の内部などに設ける、空気を冷却または加熱するための装置。通常フィン付き管群よりなり、冷水、冷媒、温水、蒸気などを管内に通して、冷却または加熱し、管およびフィンの表面に空気を接触させて、冷却、除湿または加熱を行う。
フィンにはプレートフィン、エロフィンなどの形式がある。
高速ダクト (こうそくだくと)
風速15m/s、静圧50mm H2Oを超えるダクトを言う。(低速ダクトはこれ以下を言う。)
工程表 (こうていひょう)
工事の施工順序や所要時間などを示した図表。週間または月間工程表、工事種別工程表などがあり、横線式やネットワーク式がよく使われている。
氷蓄熱システム (こうりちくねつしすてむ)
氷の状態で冷熱を蓄熱する装置をもった空調システムで、氷のもつ 氷の相変化による融解熱を利用することにより、より、高密度の蓄熱が可能となり地熱槽本体の小型化、その他のメリットが期待できる。氷蓄熱方式ともいう。
小口 (こぐち)
木材などの長手方向に対して直角な面、または断面。
コロガシ (ころがし)
床面に接した配管。
コンパネ (こんぱね)
コンクリート用パネルの略で、生コンを流し込む時のベニヤ板のような囲い板。
5枚取り(ダクトの) (ごまいどり)
曲管ダクトは4枚で一つのダクトに組立てるが、5枚必要となる複雑な形の曲管ダクト。工数、工費が多くかかり、職人の技能の関係等で最近作られることが少なくなってきている。

